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京都産業大学附属中学・高等学校。

高校は今年で開校8年目を迎える新しい学校である。(大学は50周年を迎えるそうだ)

屈指の人気校だが、その立ち位置から今回の公立の制度改革の影響をかなり受けるだろうなと予測していただけに、今後の展望を聞きたくて説明会に参加させて頂いた。

結果は、こちらのかなり満足のいく説明会であった。さすがというべきか、正直というべきか、資料は過去8年間の受験者数などを全て掲載し、そのランキングまで記載してある優れもので、過去8年間の生徒の動向が一目で分かり、我々にも非常に参考になるものであった。

また、今回の公立の改革の影響についても、包み隠さずお話し頂き、おかげで抱いていた漠然といたイメージにきちんと数字的な裏付けができ、今後の進路指導に大いに参考になった。

他にも、入学者の成績推移などを次々と示され、そのデーター分析に基づき、来春の国公立の合格者数の目標値を設定されていた。過去最高になる模様だ。単なる希望的観測ではなく、データーに基づくものだから信憑性がある。

さて、屈指の人気校である同校だが、その理由はやはり「附属校」であるという要素は大きい。

そのまま京産大へと進学するかどうかの判断は、高3の9月まで待ってもらえる。もちろん、最初から産大進学を決めているKSUコースの生徒優先ではあるが、夏休み前ではなく、後という時期まで待ってもらえるというのは、子供にとっては非常にありがたいのだ。

また、大学への内部進学者の成績の推移を見せて頂いたが、受験で外から入学した生徒と遜色はなかった。学校教育が充実していて、きちんと勉強させている証拠である。

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校舎も新築で、「風の通る校舎」ということで、密閉された空間が一つもなく、また、自転車置き場は地下にあるため雨にも濡れる心配もない上、それが雑然と並んでいる風景(高校らしい風景ではあるが)を目にすることもないという、まさに近代的な設備満載の校舎である。

新築の校舎で学校生活を過ごせる機会なんて、一生のうちでどれほどあるだろうか。ちなみに、私は小学校の高学年だけ新築だったものの、以降はおんぼろ校舎で過ごした経験しかない。

このように、京産大への進学を考える者にとっては、環境も抜群であるし、万が一、入学後に京産大にない学部学科に進学したくなったとしても、きちんとそのためのコースが用意してあり、さらに9月まで待ってもらえるなど、理想に近い環境だと思う。

ただ、懸念事項がないわけではない。特進コースの実績がやや物足りないと感じた。数ではなく質の面においてである。大学入試の現状を知らない者の戯言かもしれないが、御三家を不合格になった生徒に、リベンジとして、ここで頑張れとは言いにくく、今のところは「専願」の子以外には薦めにくいのが現状だ。

特進コースが、御三家→公立中期→京産大ではなく、御三家→京産大となった時、驚異の学校になれると思う。次年度の合格実績に期待したい。