14 京都学園 (15)













「車で例えるなら、V8 3500CC  ツインターボ 500馬力で爆走してます」入試部長N山先生のお言葉である。

京都学園を表すピッタリの言葉だと思う。

とにかく、学園の先生方は「馬力」が凄いのである。校長をはじめ、皆、強面で声が大きく低い。どちらかと言えば「オラオラ」系である。

この先生方が打ち上げ等をしている場面に遭遇したら、知らない人は恐らく近づかないだろう。そして、そんな先生方が皆、そろいもそろって暑苦しいほどの情熱家なのである。

この20年の間には低迷期もあり、保護者面談で学園の名前を出すと「そこだけは・・・」と昔のイメージで語る保護者も未だにおられるが、現在では市内の私学で5番目の生徒数(高校生)を誇る学校であり、「学園留学」という言葉で語れるくらいTOEIC高得点者の割合が高く、また特進コースに在籍する者の数も年々多くなり、かっての面影はもうない。

そんな現在の状況を作り上げたのが、この強面の先生方である。エネルギッシュなのも(強面なのも)当然といえば当然だし、これだけ馬力があるからこそ、成し遂げることが出来たのであろう。

方針は至ってシンプル。「目の前にいる生徒を何とかする」である。部活動後の学習指導、朝学習、各種講座など、出来る手は全て打ってきたそうである。管理職の先生方まで講座を担当されている、そんな学校である。

次年度は制服もリニューアルされる。デニム生地の、ちょっと他とは違うぞという制服から、至ってオーソドックスな制服(といっても、ラベルピンなどおしゃれなポイントがいくつもあるが)に変更されるのも、学校が明らかに変化してきたからこそ、自然発生的に変更することになったのだと推察している。

さて、その学園だが説明会の前に授業見学の時間を設けている。今年何年かぶりに、授業見学に参加してきた。お目当てはこいつである。

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男前2名だが、右に写っている生徒が現在学園の3年生に在籍しているK君だ。最後の年度ということで、その勇姿を目に焼きつけに行ったわけである。

本来説明会に参加するというのは、あくまで次年度の生徒のために最新の情報を仕入れてくることが主目的であり、生徒を見に行くという目的の授業見学は駄目だと常々スタッフには言っているのだが、自分には甘い。

というわけでもなく、彼が中3の時に様々な出来事があり、残念ながら第1志望での合格を果たしてやることが出来なかったことで、気になっている生徒の一人であるというのがその理由だ。(言い訳くさいかな)

無事にK君を発見し向こうもこちらに気づいてくれた。入学直後に彼からもらったメールに「学園に入学できて良かったと思う」という言葉に心から救われたことを思い出した。

実は、今年1年生にもK君と同じく併願で入学させざるを得なかった生徒がいる。残念ながら発見できず、彼女の方は元気な姿を見ることは叶わなかったが、入学してしばらく経った頃「最初はショックだったけど、今思えば学園で良かったと思う」という彼女の言葉を伝え聞いた。

どちらの生徒も入塾が遅く、かなり知識の抜けがあったのだが、入塾後はそれこそ真剣に努力し、必死で歯をくいしばって頑張ったという点で共通しており、私にとっては学年は違うが二人とも思い出深い生徒なのである。

そんな大切な生徒を、京都学園での生活、学習指導が救ってくれたというわけであり、私自身も救ってもらった。

たとえ併願であっても高校選びは重要である。そして、受験期に必死で努力できた人間は、たとえその時には、それが結果に結びつかなくとも、必ずその後にその経験を活かしてくれる。

そういう過程の大切さをこれからも指導していきたいし、生徒の涙を見なくても済むようにはしたい。しかし、チャレンジすることを恐れてはいけないし、そこから逃げても何も得られない。

私が、こういう一つでも上に!という進路指導が出来るのも、安心して任せることが出来る学校がいくつもあるからに他ならないのだということを改めて感じた説明会であった。

制服だけでなく、新館も建築予定。勢いにのってます。現在の校舎も何年か前に建て替えたばかり。写真はフリースペースのある廊下と教室。抜群の環境です。

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