本日も朝9時から自習室を開放している。

私学まで9日とせまった今日という貴重な日曜日。Kさんは、この日のためにとっておいた昨年の過去問を、受験校の実施順通りに時間を図って5科目挑戦している。

なかなかのアイデアである。ここ数日は、このKさんの「本気度」が一番高い。
昨日の土曜日も同じ時間で開けていたのだが、朝一番に来たのはKさんのみであった。

もちろん「自習」なのだから、何時に来るかは本人の都合で構わないし、家で勉強できるのであれば、それに越したことはない。

来る高校生活のことまで考慮するならば、そろそろ自立できる子が出てきても不思議ではない。
だが、こちらも15年ほど「塾長」というものをやっているし、今日まで生き残っているのだ。伊達ではない。
その私から見て、来ない=自宅で頑張っているとはちても思えなかったのである。

Kさんはぎりぎりまで部活に追われていたので、他の生徒に比べてスタートは遅かった。そのため、Kさんは集中力を持続できているという側面は確かにある。それにしてもだ。失速が速すぎる。

1年間モチベーションを維持することは、ある意味未熟なために塾や保護者に従順でもある小学生や精神がそこそこではあるが体力的にはピークを迎える高校生にくらべ、この多感で複雑な中学生がもっとも難しいのかもしれない。

中3生はガラスのように繊細である。入試前に不安で不安で涙目になっている生徒、勉強がはかどっている生徒を見てイライラしてしまう生徒、不安をかき消すため、とにかく目いっぱい勉強しようとする生徒。

昨年はそういったドラマがあちこちで見られた。受験というものに引っ張られる集団心理といったものが感じられたのだが、今年はそれが感じられない。

昨年に比べ、人数が圧倒的に少ないという側面もあるのかもしれない。だが、生徒から発する根拠のない自信によるゆとりのようなものを感じるのだ。

あと1点をつかみ取るのは、最後の最後まであきらめない強固な心、執念と言ってもいい。
今年の生徒は、人が良すぎるのかもしれない。このままでは合格を他人に譲ってしまいそうである。

そう感じた私は、昨日静かに生徒に話をした。それを受けての行動かどうかは分からないが、悪天候にもかかわらず、今日の集合は昨日とはまるで違った。

期待してもいいかな?

入試は結果も大切だが、努力することの大変さや大切さを知り、それが結果に結びついた時の喜び、結びつかなかったときの悔しさを感じることによって、自身を大きく成長させるものが受験であると私は思っている。

その経験をきちんと積んでほしい。それだけだ。

追伸

先日お菓子を西友まで買いに行ったが、センター試験後なのでコーナーはなくなっていた。
「俺の塩」という謎の焼きそば(勝て!と書いているのでこれも一応受験応援グッズらしい)」のみを大量に購入しただけで終わった。写真は、数年間に同じ西友で買い揃えたお菓子である。

合格お菓子

今年は、ウ・カールだけで心細いですが、この時期に私にできることは、教室を開放することと神頼みくらい。生徒の方が何倍もつらいとは思いますが、あと少し、踏ん張っていきましょう。