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本日、中3の授業の最終回を迎えた。思えば1月から土日を含め毎日顔をつき合わせていたことになる。

自習では、過去問を配点が現行の40点となった2004年度から10年分以上を時間を計っては得点を記録。

加えて、卒塾生から頂いた過去のS基やO研の「京都府公立模試」、五木模試のバックナンバーなど、数多くの問題に触れてきたこの2ヶ月余り。

たった1人の人間(塾長)が数ヶ月にわたり1日も休むことなく、それどころか土日など、朝8時半から塾を開けるという塾はないと思う。当塾は個性的な塾だと自負していいだろう。例えその理由が「馬鹿馬鹿しくて」というものだとしても、真似る塾がない以上、それは「個性」と呼んでいい。いや、個人経営の方であればいらっしゃるかもしれない。断言するのは止めておこう。

断っておくが、休みの日に塾に来ることを生徒に強制はしていない。時間も自由だ。すべて生徒の意思に任せている。逆に「親に行けと言われたから(仕方なく)来ました。適当に時間つぶして、アリバイ作りが済んだら帰ります」という生徒のために、自身の休みをつぶす気などさらさらない。

すべては「何とかしたい。でも自分一人ではなかなか頑張ることが出来ない。でも、頑張りたいという気持ちは嘘ではない」という生徒のために開放している。そして、うちには、そのような生徒が大勢いるのだ。

自習室を占拠する連中は、そんな生徒たちばかりである。

本日も、入試2日前だけに中3生だけに専念してやりたい日でもあったが 、定期テストで初めて難問というものに出会い点数を稼げなかった中1の子がやってきて、これまでとは違い、発展問題を意識するように変化した。
 
中2の連中もやってきて、それぞれ私が用意した課題に取り組む。彼ら彼女らは、皆本気だから私も全力で応える。 本気だと分かっているから、中3も質問を後回しにされても文句を言わない。

実は、「今日は中3で忙しいから、後にして」とは、顔に出ているやもしれないが言葉には出さない。頑張ろうとする者のきっかけを奪うなんてことは出来ないからだ。もう2度と自習に来ないかもしれない。そんな思いが駆け巡る。

おかげで、全て一人で対応しているものだからヘトヘトにはなるし、精神的にきついと感じる時も無いこともない。自習室を広くして欲しいと生徒は要望するのだが、そんなことしたら私が持たないような・・・

さて、そんな中でのラスト授業。やはり、しみじみくる。終了後、これまで良い結果を出してやれなかった生徒と将来の事を語り合う。普段は寡黙な彼だが、今日だけは熱く語ってくれた。特に、父の話のときは、本当に嬉しそうだったのが心に残る。

「偉大な父に負けるな」
これが彼に送った最後の言葉である。

と、何だか今生の別れという雰囲気を醸し出してしまったが、入試前日の明日も中3はやってくる。ただ、今日が授業としての最終回だったというだけだ。

前日に勉強しても何も変わらない。それは嘘である。試合前日に、入念なチェックをしないオリンピック選手などいない。天才である彼らですら、そうなのだから、我々凡人など前日にやるべき事は山ほどある。

感傷に浸るのは合格発表の日でいい。明日も忙しい1日を過ごそう!!