もうすっかりお馴染みになった定期テスト前の日曜開講。「朝から開いています」と喧伝しなくとも、生徒は勝手にやって来るようになり、10名以上の生徒が朝から普通にやってきました。昼からの生徒を含めると16名が利用し、さらに21時過ぎまで利用していたもの4名という、なかなかの強者ぶり。

昨年は、9月以降は定期テスト前でなくても日曜日を開放しましたが、今年は参加者の数と回数の両面で、昨年を大きく上回ることは確実だろうなという、嬉しいような大変なような、そんな予感がしています。

ただ、子供たちには何度も言っている事ですが、日曜日に来るから偉いわけでも何でもなく、家で同じ事が出来るのであれば、それに越したことはないわけです。

そして、子供たちが親に対して「勉強してきた」というアリバイ作りのために開けているわけでもありませんし、塾が「ここまでしてやってる」というアピール、もしくは成績が上がらなかったときの保険としてやっているわけでもありません。そこは、是非保護者の方にご理解いただきたいのです。

私自身は「本気で勉強して欲しい」という思いだけで開けています。そのために「楽しい」という要素を持ち込まれないようにしていますので、気分で来ている生徒にとってはとても居心地が悪い空間だと思います。

自習室。実は気楽に開けて良いというものではありません。子供を預かる以上は様々な責任があり、お昼ご飯を買いにコンビニに行くのだって、本当は講師が、ついていかないといけませんし(だから原則禁止にします)、席を立った生徒が何時に戻ってきているのか、トイレに行くふりをしてサボっていないかなど、管理者がきちんとチェックしておかないと思わぬ事故や事件の遠因になることだってあるわけです。

だからこそ、自由な出入りなど論外なのが責任のある自習室であり、その辺りをゆるくしてしまう事で、なあなあの自習室になってしまって善意でやっていることが台無しになってしまう恐れだってあります。(ずっと以前の話ですが、私はそれに関する苦い苦い経験もしています)

そういった様々な心配事と常に隣り合わせで運営しているのが自習室であり、そこまで思いを馳せて運営している塾長が一体何人いらっしゃるのか。逆に思いを馳せているからこそ、おいそれと自習室を開けていないのかもしれません。

とまあ、大げさに書いてみましたが、いまのところ「集中できひんのやったら帰れや!邪魔やねん!」などと下品な言葉を吐く必要もありませんし、ウロウロされることに神経を尖らせる必要もありませんし、それどころか食事の休憩時間が驚くほど短い。「いつまで休憩してんねん!」とわざわざ休憩室まで行く必要も全くありません。

特に新中1の生徒は昔から自習室を使っていたかのような見事な使い方をされています。春先の新中1の説明会で、自習室について色々と語った私の思いに、しっかりと保護者の方が反応していただき、子供に言い含めていただいている結果ではないかと勝手に感謝しています。

そもそも、これだけ自習室を開けるようになったきっかけは、こちらでの初年度の中3生の強い要望からでした。就任当初は10人しかいなかった生徒が、1年足らずで20名に膨れあがった学年。

完全な2クラス体制になったのも夏休み以降であったり、私自身が初年度ということで、こちらでの勝手が分からず、あまり便宜を図ってやることも出来なかった私にとっての1期生たちには、本当に様々な面で不便をかけたと思います。 不満も数多くあったことでしょう。

そんな体制でありながら、彼らの学習に対する意欲はすさまじく、夏休み以後は、ほぼ全員が自習に訪れ、それこそ自習室の座席を奪い合い、あの頃は夕方から夜までフルに授業に入っていたどころか、小学部と中学部の間の時間も10分しかないような謎の時間割だったせいで、せっかく来た彼らにロクな質問対応も出来ないという不便な事この上ない自習室。

2年目からは、私が時間割を作成したので、自習対応、質問対応の面が驚くほど向上していますし、そもそもスタッフ数も違いますが。

さて当時は、監督者もおけないという中、「サイレントタイム」など自分たちでルールを作って頑張っていた中3生。

1週間分の質問をためて、土曜日、日曜日は私の席に長蛇の列が出来るのが日常となりました。質問してくる科目も全科目。理数英はともかく、国語や社会の対応には大変苦労しましたが、おかげで私自身もかなり鍛えられた面もあります。

その質問対応の時間確保という面から、自然と日曜日を開けるようになり、その日曜日も混んでくると質問できないから朝6時から来るという生徒まで出現するという、今にして思えば、あらゆる面が整備されていなかったからこそ、皆様々な工夫を凝らして乗り切った1年だったような気がします。

目に見えない苦労がたくさんあった1年目だったけれども、それを乗り越えることが出来たのも、頑張る子供たちが目の前にいたから。そして、1年目の子供たちにしてやれなかった事をできるようにという思いだけで2年目、3年目と体制作りを進めて、現在に至ります。

朝学、日曜開講、自習室など、1年目の生徒とともに創りあげてきたものだなと、ふと感慨にふける今日この頃です。そして、今年の1年生。今のところですが、本当に素晴らしいスタートを切れていると思います。ここを選んで良かったのではないですか?いや、まだ中間テストの結果も出ていないのに早すぎますね。

でも、私自身は、彼らのような生徒に選んでいただけたことを、とても感謝しています。

では、最後に、全ての先駆けとなった懐かしい1期生の写真をアップ。(といってもまだ2年しか経っていませんし、Kさんは今日自習にも来ていたので、懐かしいとは言いすぎですね)
祝賀会 (13)



 来年は受験学年。中3の時を思い出して頑張って欲しい。うちも、もっともっと進化していきまっせ。