夏期講習、お盆前の最終日となった昨日、朝の一番乗りはT田君でした。朝の常連組を押しのけて、初の早朝登場となります。少し遅れて、新常連となりつつある小3Aさん。その後、中1Yさんと続きます。
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ほぼ常連で固定されていた朝の時間に、初となる顔ぶれが現れだしたこのタイミングでお盆休みに突入してしまうのは、かなり勿体ない。

というわけで、今日からお盆休み期間ではありますが、2日間だけ、いつもの講習通りの時間(つまりは朝から晩までですね)塾を開放することにしました。

3年生のみに伝えたところ、予定があったにも関わらず、2日とも来れるように調整してくれた生徒もいましたし、家族で出かけるため2日間とも都合がつかず、3日目を開けて欲しいと懇願する生徒もいて、それなりのニーズはあったようです。

IMG_3107さて、2枚目の写真はその盆休み1日目の1コマ。生徒達は、奥と手前の2手に分かれて、メンバーも朝から組、昼から組、夜だけ組と、自身の都合に合わせ、入れ替わり立ち替わり、やってきました。

朝、最初に来たのはNさん。夜はチアがあるのに立派です。ほぼ1日、12時間滞在したのはRさん。問題集、ほとんど仕上げています。そして、最後に帰宅したのは、補講を受けなければいけないSさん。予告していた時間にしっかりとやってきたその姿に、遅れた分を取り戻そうとする彼女の意思の強さを感じ、さすが部長に任命されるだけのことはあると再確認。

今日はじめて「吹奏楽部の部長」と呼ぶと、「やっと、そう呼んでくれた」と嬉しそうでした。(いや、今までテニス部ぽいので、テニス部キャプテンとか呼んでいたのです)

さて話は変わりますが、こうした「休みの日に塾を開けたよブログ」を書くと、色々と言われてしまうことがあります。ネットでの誹謗中傷は、いまのところないです。(まあ、全く無いわけでもないような気が・・・いや、自分の事などと思うのは、自意識過剰なだけでしょう(笑))

まあ、それは置いておき、実際に言われた話を1つ。もう昔の話ですが、とある酒の席で「休日出勤」の是非について、かなりの上から目線で揶揄されたことがあります。

「上から目線」的な物言いには辟易したものの、基本的に私は、個人で塾を経営されている方を尊敬していますし、そういう方達の意見は、しっかりと聞く必要があると思っています。

私のようなサラリーマン塾長と違い、個人経営の方は、その運営全ての責任を背負っているという覚悟が、私ごときが口にする「責任」や「覚悟」とは、その質、重みにおいて、まるで違っています。まず、そこに絶対に敬意を払うべきですし、そもそも同じ土俵には立っていないわけです。言うなれば、私は「安全圏」にいる。

それが端的に顕われている一例として、個人経営の方は、生徒が減少した場合など、私のようなサラリーマン塾長がよく口にするような言い訳を一切しないというのがあります。

サラリーマン塾長の場合、生徒が減ったことをオーナーに咎められても、「いや、場所が悪いから・・・」とか「A先生の評判が悪くて・・・(私の評判はいいんですけどね)」とでも言っておけば、よほどの生徒減でも無い限り、時折、適当に良さげな報告を耳に入れておけば、まあ数年は地位を保つことは出来るわけです。

つまり、トップの受けさえ良ければいいという発想になってしまいがちなのです。良い悪いではないですが、「どっち向いて仕事しとんねん」と言われても仕方ないということがあります。はい、これ、かっての私です。

むろん、その当時は、そういった自覚などまるでなく、むしろ盛んにトップに抗う方だなんて思っていたのですから、若さって怖いものです。

「生徒のため、生徒のためって君は言うけど、明日のお金はどこから出てくると思っている?」とは、若き私が何度も投げかけられた言葉です。

当時の私には分りませんでした。いや、今も完全に理解しているとは言い難い。教室のエアコンをつけっぱなしでも平気(しているわけではありませんが)、という行為1つとっても、その傷みを直接感じる立場と感じない立場では、同じ気持ちを心がけようとしても、いざという時に出てしまうものなのです。

自塾を運営される方は、私なんかが想像も出来ない様々な問題が自身に身に切実にふりかかるわけです。「場所が・・・」とか「A先生がね・・・」などと言っている間に塾がつぶれてしまいます。場所の移転を本気で考えたり、A先生を解雇するなり、必死で育てるなり即行動に移さないといけないわけです。

つまりは、人として言い訳しないという潔さや強さがある訳ではなく、「言い訳に意味がない」という環境下に置かれているわけですが、その環境が大きく成長させるというわけです。ここが大きく違う。

そんな彼らに、「休日出勤」の是非を問われ、彼らとはそもそも背負っているものの大きさが違う、決して同じ土俵にいるわけではないことに気づかずに、「他所の塾のことに口出しするな」と吠えるほど、私は無恥でも厚顔でもないつもりです。

もちろん、雇われの立場からの意見には、同じ土俵ですから全く引け目など感じませんし、ましてや結果の伴わない方面からの意見には、論破できるだけの実績と経験は積んではいますので、大人しく引き下がりなどしませんけど。

とまあ、こんな風に書くと、ますます自身の無休生活にポリシーでも持っているのか、と思われてしまうのですが、決してそうではありません。全ては結果を出すための様々な方策の1つに過ぎません。

そもそも雇われの立場で、自身のポリシーなどを全面に出して良いわけがない。務め人として最低限、わきまえなければいけない心得だと思っています。そんなことも守れないのなら、それこそ自身のお金で、自分の責任で塾を立ちあげれば良い。そして、個人経営の方は、皆そうされているのです。

私が京都で注目している塾の1つに、現在南で勢力を拡大中の塾があります。その塾の塾長の方針として、一切テスト対策をしませんし、日曜開講なども行いません。

ですが、その塾は塾生対象の入試説明会を開催すれば、400名を超える保護者・生徒が集まります。うちが9月19日に開催する説明会では100名が精一杯でしょう。

もし仮に、私がその塾の講師になり、「日曜日も開けないなんて、どうかしてる!」などと言うでしょうか。言うわけありません。その方法で素晴らしい結果を出しているのですから。むろん、結果が出ていなければ、自らの少ない成功体験に基づいた私なりの手法を披露するでしょうけど。

その塾のHPには、日曜開講をしない理由をクドクド書いたりしていません。テスト対策をしない理由も書いてない。(塾長からは直接伺っていますが) 

ただ、どーんと、素晴らしすぎる高校合格実績と、定期テストの高得点者の人数が掲載されているのみです。「これ見て決めて」と言わんばかりです。考えさせられますね。

結局、そういうことなんだと思います。というわけで、自分は自分の出来ることの最大値を、嘘偽りで誤魔化す事なく、見せるしかないし、そもそも手法に正しい、間違っているなどない。もし、あるとすれば結果。

つまりは、塾として流行っている、流行っていないが、結局のところ判断材料としては、それが全てなんだろうと思います。それも、単発年度なんかでない、最低でも5年以上は継続してのものによる実績です。

まあ、明日も早朝から生徒は喜んでやって来るし、その輪の中に中1の生徒もいる。兄から開いている情報をつかみ、自身の意思で来たそうです。(兄は、お盆休みでお婆ちゃん家。どっちが受験生やねん・・・)

こういった光景も事実なわけです。というわけで、明日も朝9時前から開けております。

(今回はいつも以上に支離滅裂ですね。授業後に書くと言いたいことだけが先走って、まとまりません。生徒からも文章が長すぎるというクレームもあったことですし、次回以降考えますね)