夏期講習が終わったはずの翌日の日曜日も 、9月早々に定期テストを実施する中学が1つあるため、朝9時より定期テスト対策のため開室。

夏休み明けテストのためだけに日曜日に教室を開けはしないが、さすがに定期テストは別格である。また、要望もあったので予定表では休みになっていたが、急遽開けることにした。それにしても、なんでこの時期に定期テストをするのか、さっぱり分からない。

テストが目的なら、夏休み明けテストで十分事たりると思うのだが、塾屋が外野から愚痴を言ってもしょうがない。外からは見えない事情というものがあるのだろう。

さて、生徒さんには、いきなり社会の過去問にあたらせる。何を覚えていて何を覚えていないか、また、この範囲は実際どんな風にテストに出題されるのかを肌で感じさせるのが目的だ。その際に、平均点や実際に塾生が取った点数を生徒によっては知らせておく。より効果が期待できる。

なお、今週実施する模試の社会も、全く同じ範囲の問題を選択している。プレテストとして十分に活用して欲しい。

その後、数学、理科と本人が希望する科目を一通りやらせ、その日のテスト対策は終了となった。ちなみに、問題の9月にテストを実施する中学の生徒の当塾の在籍者は、中2の4名のみで、前後の学年にも在籍者はいない。

単一の学年であり、かつ他の中学とテスト時期が被らないので、テスト期間の日曜は、塾を独占でき、少人数のため、きめ細かな指導ができる点はありがたい。

ただ、少人数ゆえの「甘え」というか何というか、生存競争を勝ち抜こう、いかにして教室の場所取りをするか、先生に質問できる時間帯はいつか?と私に襲いかからんばかりの勢いである塾内で人数の占める割合の高い中学の連中に比べると「野心のようなもの」が足りない気がする。

実際、昨日も朝一番に来て最後に帰っていった生徒は、在籍割合が最も高いK中学の生徒さんである。

なお、昨日に関しては塾が開いていることを、その4名以外には全く宣伝していなかったのだが、もう1人やって来た生徒さんも、K中学の生徒さんで、「開いていることを感じ取った」その嗅覚に私が一番驚いた。

「閉まってたらどうする気だった?」と問えば、「その時は大人しく帰る。開いていたらいいな、と思って来てみたら開いてた。」とさらっと言ってのけられた。たくましい生徒が一番得をするし、強いのだなと思った瞬間であった。

と、いつも以上に前置きが長くなったが、その翌日である本日、朝から京都西山高校の塾対象説明会に参加してきた。
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早めに会場に着いたはずだが、すでに写真の通り塾人で埋まっている。もう10年以上前から寄せていただいているが、参加する度に参加者が多くなっている。

それだけ注目を集めている学校であり、実際勢いに乗っている。塾人である自分が言うのも何だが、塾人の目は決して節穴ではない。説明会に集まる塾人の数と学校の人気は関連していると言っても過言ではない。

今年、説明会の会場を狭くせざるを得なかった学校にとっては、耳の痛い話かもしれないが、変なプライドに固執せず「変わろう」とし続けた学校との差が、いよいよ出てきたのだろうと思っている。

「変わらない」事より、「変わる」ことの方がより大きなエネルギーが必要だ。「変わらない」事を望む層だっていたはずで、その者達はエネルギーなど産み出すどころか、時には負のエネルギーさえはき出す。よって、その負を打ち消し、なおかつ、その非協力な者の分のエネルギーすらも、改革する側が用意せねば、非協力者を変える事は出来ない。「変わる」というのは、口で言うほど簡単ではないのだ。

また、昨年のブログにも書いたが、西山の説明会は趣向を凝らして、とても楽しいというのも、参加者が多く集まる理由の1つだろう。毎年、何らしかのサプライズが用意されていて、我々を楽しませてくれるのだ。

今年は、校長先生のパフォーマンスに始まり、生徒の合唱。その後、生徒によるインタビューというのが前半の流れだった。

「英語嫌いでしたが、西山高校に入学してから、英語の授業がとても分りやすく、放課後も分るまで教えてくれるので好きになりました」

「その英語の先生の名前は?」

「皆さん、ご存じのM宅先生です」

はい。これ、仕込みでしょう(笑)とは言えない。実は、私の生徒にも、西山高校の体験授業でM宅先生の授業を受けたことがきっかけで、その虜になってしまい、そのまま専願で受けた生徒がいるほど、魅力溢れる授業をされている先生であるという印象を持っている。

元々、M宅先生はO塾という塾の講師であり同業者であった。私が元いた塾の地域で、O塾グループの教室長をされていたこともある。もちろん、その当時はライバル塾同士であり、直接お会いすることはなかったが、生徒の転塾の結果、共通の教え子を持つという浅からぬ縁がある。

(浅からぬ縁と言えば、かって10年以上前、塾を手伝ってくれたK先生も西山高校に赴任されている。K先生の実家が育星舎のすぐ近くということで、塾に寄っていただき思い出話に花を咲かせたのが昨年のこと。いやー、この業界って狭い!)

それにしても、当時の私の塾では伝説の名物先生であったT先生の授業(全盛期にはほど遠い晩年の時代だが)を受けた事があるSさんを虜にしてしまうのだから、M宅先生の授業の凄さが分かる。

ライバル塾なんて勝手に思っていたが、あのまま、あの地域におられたら、私の塾の方が危なかったかもしれない。

そんな、M宅先生をはじめ、とにかく実力揃いの先生が多い。生徒の成績アップもうなづける。

実は、高校の学力面での真の実力を知りたければ、高校生が受けている模試の偏差値推移を見るのが一番である。押しも押されぬトップ校が、意外と苦戦している様子や人気ほどには生徒の実力が伴っていないどころかむしろ下がっている学校などが散見される無敵の資料だったりする。

が、あまりにも露骨すぎるためか、(自主)規制がかかってしまっている。出せない、出したくない高校がたくさんありすぎるのだろう。

そんな中、西山高校(特進S)の模試の数値は京都の学校の中でもトップクラスの伸びを見せている。堂々と結果を出せる数少ない学校の1つがココというわけである。

後半は、生徒による「こども夢コース」の授業の取り組みの一例(塾人が生徒役)や吹奏楽部の演奏を聞いたり、(これも塾人が指揮者を経験するなど趣向の凝らしたものだった。ちなみに指揮棒は私も欲しかった。勇気を出して立候補してみるべきだったかも(笑))十分に内容が頭に入り、かつ楽しい説明会は終わった。

帰りに頂いたお土産がこちら。
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タンブラーとテッシュ。テッシュは、これからの季節、花粉症で悩まれている先生を気遣ってとのこと。もう1品は、タンブラーで、こちらも喉をうるおして欲しいという思いからだそうだ。こういう心憎い気配りの出来る学校なのだ。

気配りと言えば、募集部長のM井先生の人柄を語らないわけにはいかない。計算とか胡散臭さ、野心などというものから一番遠いところにいる「真面目で熱心な先生」というのが、私のM井先生に対する印象である。

このワープロ全盛の時代に、M井先生からは何度も直筆の手紙やハガキを頂いた。失礼だが、決して字は綺麗な方ではない。達筆だから手書きにしているわけでなく、その人柄をして手書きにしているということである。

生徒の事を真剣に考え、学校を良くしたい一心でここまでやってきた、格好悪いかもしれないけれど、全然気取っていない、上手く言葉で言い表せてないが、私の中ではM井先生の印象=京都西山の印象となっている。

まあ、百聞は一見にしかず。授業を受けるという体験授業をしているのも、授業に自信があるから。英数国の授業が受けられるので、京都西山を志望する、しないに関わらず、一度のぞいてみてはいかが?