先月の末より、新しい講師が当塾に加わりましたのでご紹介いたします。なんと前職は、今京都をにぎわせているM淵教室でバリバリ働いていたというK野先生です。

うちの生徒たちに、「元M淵にいた先生やで」と伝えると、それだけで「えー、めっちゃ凄い先生やん」だの「絶対先生より賢い」だの、人はその人そのものではなく、その役職、会社名、つまりは看板で評価されるのだなと感じた一コマでした。

その生徒の反応を逆手に取り、「だから、高校なんて何処でも同じじゃないだろ?今、君たちの反応がそれを見事に証明してみせたやん。『京大出身です』という言葉のもつ意味、分かるよな?」と、我ながら意地悪く利用してやりました。

生徒からよく聞く会話の1つに、「〇君はかしこい。だって、S基に行ってるもん」というのがあります。同じ業界の人間として、「S基に行ってるから、かしこいわけではないんだけど・・・」と反論したくなりますが、子供たちの世界からは、そう見えるという事実に抗っても仕方ありません。

ただ、私がS基学園やM淵教室などで、大手では積極的ではないテスト対策や時間無制限の補習も含め、なんの制約もなく自由にやらせてもらったら、もっと凄い塾に出来そうな気だけはしていますが、根拠のない自信を「ある」だの、「ない」だの言っても始まりません。

「S基やM淵は確かに凄い。でも、うちの塾だって凄い」と子供たちに言ってもらうこと。それしかない。

もちろん、そのために欠けているピースがまだまだたくさんあるわけです。そのピースの1つに人員不足というのがあります。

小さな塾の場合、どうしてもマンパワーに頼らざるを得ないですし、それが長所であり短所でもあるわけですが、潤沢な予算がない以上どうしようもありません。

私自身も「そんなのもっと生徒が増えてから」「一人で出来るところまでは一人でするべし」という社長でもないくせに会社の利益が第一だと思ってしまう、最もサラリーマンに向いていない性分が邪魔をして、これまでも積極的に人員の要請はしていませんでした。

それがどういうわけだか、ひょんな事から立て続けに2名もの人員を補強していただく事となったわけです。

思えば、うちに来ていただいているスタッフは全て偶然の引き合わせばかりです。

ここへ来た当初は、一人で全学年、全科目を持つことになり、何とか中3英語だけはI田先生が担当してくれたものの、テスト対策、自習対策など全てたった一人で応対していたわけです。

それがあっというまに中3が倍増し20名を超え、何とか理社国の方も2クラスに分けたいと願っていた、そんな時にY口先生と出会い、クラスを2つに分けることが出来ました。もう少し遅ければ、退塾者を出したかもしれません。クラスを2つに出来たことが優秀な実績を残せた事につながったのだと思っています。

今回のケースも、自習室があふれんばかりとなっていて、何とかしたいなと願っていたどんぴしゃなタイミングで、アルバイトとしてI次君、非常勤講師としてK野先生が来てくれる事になったわけです。

私には、妙な運があるのかもしれません。いや、「私」というより「私がいる塾」に、です。

残念ながら、私自身のプライベートの部分では、困っている時に事が都合良く運ぶなんて、ほとんどないのですが、不思議と塾に関してはよくあったりします。

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お二人に来ていただいて、よく目にするようになった光景がこちら。I次先生とK野先生が指導について話し合っている場面です。以前の塾では当たり前であったこの光景を忘れていました。部門が多い当塾の場合、各自が各自の持ち場で1人でいるというケースがわりと良くあります。

それにすっかりと慣れてしまってましたが、やはり塾はこうでなくては面白くありません。生徒のこと、指導法のこと、ああでもない、こうでもないと深夜まで語ることに飢えていたのかもしれません。

あとは、日曜日に来させない、残業させない、雑用させない、私の抱えている仕事をふらない、など、 スタッフにはとにかく甘い私の欠点を封印して、もり立てていきたいと思います。

自習環境はさらに向上しましたし、バリエーションも抱負になり、人員がいることで様々な「戦術」も使えるわけです。

遅いと言えば遅いんですが、まあ自分らしいと言えば自分らしい。遠回りした分、良い方向に向かってくれるでしょう。乞うご期待。