明日はいよいよ京都の私立高校入試の入試日です。
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ほんと、あっという間。今年の中3の印象を言えば、本当によく自習室を活用した学年、この一言に尽きます。

まあ毎年毎年、同じ感想を持つのですが、9月以降の土、日、祝日のほぼ全てに顔を出し、なおかつ朝の9時から22時までの開室時間の全時間にこもり続けた生徒がいる世代というのは、ちょっと記憶にありません。

休みの日は、私とほぼ変わらない時間を塾で過ごしたことになるわけです。

それだけでなく、平日も学校が終われば、そのまま直塾してきますので、家で過ごした時間よりも、圧倒的に塾で過ごした時間の方が長かったのではないでしょうか。

もちろん、長時間の滞在だけを良としているわけではありません。そもそも、効果のある自習か否かは時間のみで判断されるべきものではありません。それこそ、成績アップという「結果」で判断されるべき代物ですが、そこを大多数の生徒が見事にクリアしているところが、今年度の生徒の印象を強くしている一因でもあります。

「休憩時間が長い」「昼ご飯をコンビニに買いに行くうえに時間も長い」「何度もトイレに行く」「何度も教材を取りに行く(座ってられない)」「ほとんど質問しない」「質問ばかりする」、エトセトラ・・・エトセトラ。

こんな状況では、自学自習など全く意味を成さないのですが、この子達は全てその逆をいきます。特に昼休憩が短すぎて逆に「もっと休んで良いのに」とこちらが心配してしまうほどです。

(まあ、昼休憩に関しては、ほんの一部の生徒で、何人かは「時間ですよー」と迎えに行かないといけない生徒もいることは正直に書いておきましょう)

しかし、質問に関しては、しない生徒などほとんどなく、毎度行列が出来ます。時々、質問といえない質問を咎める場合もありますが、私が解答を言おうとすると「待って!考えてみる!」と言う場合も多く、本気で理解したいための質問だと判断できます。

質問には、単に楽になりたい、楽するためだけの無意味な質問があって、よく質問する生徒=素晴らしい生徒ではないのですが、この子達には、そんなご高説は必要ありません。

そんな空気を作り出したのは、私学専願組のYSさんにYRさん、Nさん、Rさん、そしてK君に依るところが大きいでしょう。
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振り返れば、土曜日の朝を最初に利用し始めたのが写真中央のK君。まだ1学期でしたから、たった1人での朝の登塾でした。

私自身も1学期から土曜の朝を解放したのも、近年では記憶にありません。皆で恵方巻を食べるところを取り仕切るK君の写真を記念に載せておきます。

さて、彼らのラストスパートに引っ張られ、公立中期までまだ日があるにも関わらず、クラス全員が私立入試日=ゴールかのような様相を呈してしまい、全員が全力疾走中でした。

そんな状況に多少ハラハラしつつも、まだまだ余力がありそうなので、先頭集団に好きなだけ引っぱっていただいたという、ここ数ヶ月でした。

そんな私立専願組が明日とうとう本番を迎えることになるわけです。何も言葉はかけませんし、その必要もないでしょう。私が伝えたい事は授業中に伝えていますし、そもそも言葉ではない、行動こそがその人の全てを表すと思っています。

良いことを言っても鼻白む場合もあれば、何も言わなくてもきちんと伝わる場合もある。すべては私自身のこれまでの生徒への行為の結果で決まるもの。

ただただ1人で感傷に浸るとしましょう。でも、寂しくないといえば嘘になります。

それに、合格の報告を受けるまでは、安心している場合ではりません。これだけ頑張り、こちらが驚くほど成績をアップさせても、そこはやはり中学生。入試が近づくにつれ不安も増してきたように感じます。勉強したものほど、自分をまだまだと思う。その典型的な例です。

実は、昨日も(学校を休んで、こっそりと)朝の9時に1名が顔を出し、昼過ぎには(学校を発熱で早退したはずの)2名の生徒が、制服姿のまま直塾するという状況でした。

今朝も、朝9時から来ている生徒が約1名(昨日とは別の生徒)いました。全員、私立専願組です。

「学校休んで」「早退」の賛否は置いて下さい。あれだけ頑張ってきても、いや、あれだけ頑張ってきたからこそ感じる不安であり、その不安を解消する場所、受験前に最後に過ごしたい場所がココであったという彼らの選択を実は嬉しく思っています。

本日やってきた生徒さんから、保護者のお手紙をそっと渡されました。その生徒さんとの約束で、封を開けるのは私が帰宅してからとの事で、まだ中身は読むことは出来ません。

しかし、素晴らしい生徒の背後には、やはり素晴らしい保護者の方の存在があります。今年度も面談を通じ、たくさんお話しさせて感じました。塾だけの力なんてものは存在しない。結局は保護者の力であると。

決して楽しい場所ではないはずの塾に、毎日のようにお子様が通う。「うちの子が自らすすんで通うようになったのは、この塾が初めてや。感謝している」というお父様のお言葉も、「家庭の力」に塾が乗っかった結果に過ぎません。

そんな小さな事しか出来ない塾ですが、これまでの卒塾生の就職先、進学先をみれば、また卒業後、私にかけていただく言葉から察するに、当塾の存在、私の存在は決して私自身が思っているほど小さなものでもないのかな、と思えるようになりました。

明日先陣を切る私立組。今ではない、彼らの数年後の言葉こそが、私たちの本当の評価です。数年後に会いに来てくれることを今から楽しみにしています。

本当に最高の生徒達。私自身がこの1年間踏ん張れたのも、次年度も「よし、頑張ろう」と思えたのも、全て君たちのおかげです。

最終戦となる公立高校合格発表日にでも、そんな私の思いをブログにぶつけたいと思います。さあ、まずは私学突破。今夜はそれだけを祈ります。