各学年の開講1ヶ月を綴る(予定であった)「開講1ヶ月 」シリーズ。

構想では、定期テスト前にさらっと全学年の、まだまだ頼りない様子を書き、その後、そこで私に怒られ気合いを入れられた生徒達が定期テストに向けて一致団結し、見事に高得点をたたき出し、感動の涙で幕を閉じる、というストーリーを数回に分けてお届けするハズでした。

が、実際は構想とは程遠いものに、また数回に分けることもなく完結しますが、どうかお付き合い下さい。

さて、今回は中学2年生です。この学年、小6の頃から模試で1位をとり続けてきた生徒さんが、まさかの転校というショッキングなニュースで幕を開けました。

それだけではなく、大手への転塾もあり、中2は、全員の目標となるような生徒さんが抜けてしまって、私にとっては魂の一部を持って行かれるほどの衝撃でした。

むろん、サラリーマンですから、経営者が受けるような金銭的なショックではない、別の「何か」に起因するショックです。

そんな打ちひしがれていた私を見かねたのか、「転校しても定期テストの結果を報告に来たい。ランキングに入れて」という思いがけない言葉を私にかけて転校していったKさん。

その時の約束通り、結果を報告に来てくれました。結果は465点と1年時の第1回目の得点491点の彼女からすれば物足りない点数でしょうが、同世代の塾生に照らし合わせれば堂々の1位という結果。

当然、生徒達には報告していますし、テスト後に作成する成績優秀者一覧にも参加していただきます。「すげー」「また負けた・・・」などの声が飛び交うのを聞き、彼女達の抜けた決して「小さくはない穴」を、これからも少しは塞ぐことが出来るのではと安堵しています。

少し大人っぽくなっていたKさん。ただ、持参してくれた日は、定期テスト前の自習大混雑に加え、私も小学生の授業直前+最後のテスト対策となる授業の準備に追われていましたので、色々聞こうと思っていた事を何も聞けないまま、そっけなく再会が終わってしまいました。(遠いところからせっかく来てくれたのに・・・)と授業後、ちょっぴり自責の念。

後日、前回のブログをご覧になったお母様から、近況の報告を受けましたので、聞きたかった事が補足されました。

以前、引っ越し先の住所から「Sがの進学」をお薦めしておいたのですが、なんと新居から徒歩5分のところにあったそうです。「良かった」と思ったのもつかの間、キャンセル待ちで入塾できないとの事でした。直接お話させていただいたことはありませんが、W塾長、何とかなりませんか。

「凄い、うちとは全然違うね」と生徒達に話をすると、生徒達のプライドが傷ついたのか「うちかて、中3はキャンセル待ちみたいなもんやんか。もう座るとこないし!」と逆に言われました。

すまない・・・・。塾長が卑屈になってどうする。

さて、本題の「新2年生の1ヶ月」ですが、学年の終わりに、仲良し軍団5名の入塾があり、現在、この5人がこの学年を牽引してくれています。

「うちの息子が、あんなに嬉しそうに塾に行く。それだけで大満足です」とはF君の母親談。いえ、成績が上がって初めて満足していただきたいと思いますし、随分と成長を感じている生徒のうちの一人です。私だけでなく、英語担当の講師からも同様の報告を受けていますので、この1年での成績アップを確信しています。

負けずとK君も苦手の英語を克服しようと個別指導も併用。毎月郵送している日報に記載した私のコメントを見て併用する覚悟を決めたそうです。家族で話し合って決心してくれたとの事。個別指導の初日、「よろしくお願いします」と担当の講師に頭を下げて挨拶した姿を忘れません。

また入塾当初は、「僕は実技科目で歴代のランキングの掲載を目指します」と自信のなさからか、そんな悲しい冗談を言っていたY君。学校の課題のため、私の声けに対し、当時1年生ながらただ1人日曜に自習に来ましたね。覚えてますか。そして、今回の模試の結果を見ましたか?地道な努力は確実に実っています。もう、堂々と胸を張って良いんですよ。

さらに、テスト前は毎日自習にやってくるM&Tさんのコンビ。男子だらけで女子は1人だけだったこの学年も、あれよあれよと6人まで増えました。

そして忘れてはいけないのが、H君の存在。私が育星舎に来た当時、小5クラスに在籍していたH君。あれから4年目。私の「ここ」での歴史よりも先輩であり、もうそんな生徒はもう彼だけ。

これまでお母様とは、何度も面談を重ね、未来予想図を描いてきたわけですが、背も伸び声変わりをしたこのタイミングで、私がイメージしていた通りの姿になりつつあります。

同じ小学区から来た5人組の先輩としては、よい競争心が芽生えたのか、特に苦手で嫌いな数学への取り組み方にかなりの変化が見られ、実は今回の結果を密かに期待してたのですが、しっかりと応えてくれました。おかげで、自分の感覚に確信が持てました。

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上の写真は習得クラス。私のしょうもないギャグに全員が反応し、誰かをネタにすると、全員がその方角を向いてニコニコ笑うという、育ちの良い小学生男子がもつ独特の心地よい空気感をもつクラスです(私の大好きな空気です)。

一部、声変わりを始めた子もいますので、段々とクラスの雰囲気は変わってしまうでしょうが、この声変わりの時期に成績が伸びる生徒が多いので、しっかりと育てていきたいと思います。

一方の発展クラスである練成クラス。エースの転校や大手への転塾で、在塾生を意気消沈させてはならぬと張り切って指導していましたが、意気消沈していたのは本人達でなく「私だ」という事に気がついてからは、以前のペースで授業を進行できています。

S君は、定期テストの数学でしっかりと学年2位。1位とは1点差だったとの事。残念。

Yさんも「悪かった」と落ち込んだ姿を見せたときは心配しましたが、何とか塾内3位をキープ。姉が進学した高校で学年トップを連発しているそうなので、彼女にも是非頑張って欲しいと思っていますし、入塾したばかりですから、これからです。

何だか途中から生徒紹介、それも新規の生徒さん中心にご紹介となってしまいました。もちろん、他の生徒さんにも面白いエピソードはあるのですが、それはまた別の機会に。

さて、昨年に続き今年と、他学年の生徒から「ちょっと、増え過ぎちゃう?」と呆れられるほど、中3生だけが増えたわけですが、昨年と今年、そのどちらの世代と比べても、中2時点での生徒数で言うと、今年の人数の方が多い。

ということは、同じ比率で増えてくれれば、来年の中3は「3クラス体制」に出来るかも?いやいや、調子に乗っていると叩かれますね。

ともあれ、生徒数は地域の一つの評価ですし、小さな塾にとっては、この塾に任せて良いという保護者の信頼をどれだけ得ることが出来たのかという、目に見える分かりやすい1つの指標だと思っていますので、ある程度は生徒数というものに拘っています。

でも、それよりも、たくさんの生徒さんに「この塾いいな」と言って欲しい。たったそれだけの思いで今日まで来ている私。それ以上でもそれ以下でもありません。

次回の定期テストの範囲に、かなりの定着の差を感じましたので、テスト対策もようやく終わったはずの来週の日曜日、逆に言えば混み合わないチャンスですので、「部活の前後においで」と声かけしておきました。

強制ではありません。誰も来なければ、溜まった仕事を粛々と片付けるだけの日曜日。中3が何名か顔を出すでしょうから、さすがに「無人」ということはないので、気遣いで来る必要もありません。

中2の1学期、過度な期待はしていませんし、普段も居残りなどの「強制力」を発揮しない私が、ふと「来い」と言ってみただけです。

まあ、たった1人でも、「よしっ」と腰を上げるきっかけになればと思うだけ。たくさん来るから開ける、1人だと開けない、ではないのです。

扉はノックし続けますが、いつ開くのかを知ってノックしているわけではありません。が、不思議と扉は開きますので、それを信じて待つ。昔からコレですね。 さてさて、中2は何人が顔を出すでしょうか。