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さて、いよいよ公立高校入試前夜となった。毎年言っているが、本当に早い。早すぎる。

まだまだ、教えたいことはある。何年やっても、あそこが出来なかった、あれが上手く出来なかった、と悔いが残ってしまう。いつになったら、満足いく授業が出来る事やら。

でも、もしあと2週間ほど時間を頂けたとしても、今度は生徒達の方が限界だろう。

自身の勝手な基準で限界を定めるなど、生徒には失礼な話だが、中期日程が「敗者復活戦」の様相を呈しているこの状況下で、塾での声かけのみで、一部の生徒なら容易なことだが、塾生全員のモチベーションを、この後さらに2週間も持続させる事は困難だ。

私学専願組や前期合格組のユニバに行った、映画見に行った、昼まで寝ていた、学校さぼった情報は、耳を塞いでいても入ってくる。

私のようなオジサンになれば、毎日仕事があっても、周囲が海外旅行に行っても、まるで気にはならないが、遊びたい盛りで好奇心も旺盛なこの年代にとっては、この状況に耐えることは難しいと思う。

ただ、前期入試がなければ、普通に耐えられたのではと思っている。私学合格組に対しても、自身は公立を選んだのだから仕方ないと思えるし、費用が安い、学校にもよるが、公立の方が賢い、などのメリットもあるから耐えられる。

しかし、前期入試があるおかげで、一部の生徒だけ先に合格が決まってしまう状況が問題を複雑にする。

この「先抜けお得感」をあまりトラウマとして生徒に植え付けてしまっては、肝心の大学入試のとき、中学の時みたいにならないようにしようという防衛本能が働き、国公立の後期日程まで頑張るより、あっさりと私学を選んだり、AOだの公募だのに走ってしまうことにつながってしまうのではと危惧している。


誤解してほしくはないが、私自身は、制度として存在するものを最大限利用する事を決して悪いと思っているわけではない。

なんだかんだ言っても、日本はまだまだ学歴社会であるし、「能力のない者ほど、高学歴を得る必要がある」という意見にも一理あると思っている。

なので、自身を最大限に活かせる手段(実力でも、内申でも)を用いて、1つでも上の大学を目指すことが悪いことであるはずがないというのが私の考えだ。

かなり昔の話になるが、某私立高校にお邪魔したとき、「先生、国公立の公募は穴場ですよ。きちんと対策すれば、1つ上の大学に進学できます」と話しておられた事が今でもとても印象に残っている。

その小論対策も、文章構成は文系の先生がチェックし、中身に関しては理系の先生がチェックするという万全の体制であり、決して「抜け道」としての利用ではなく、少しでも上の大学で学んで欲しいと願った上での対策であったことがお話しからよく分かり、素直に素晴らしいと思ったし、流石とさえ思ったくらいである。

今年の高校部には、同志社、立命を一般で押さえつつ、国公立は今週の結果待ちだが、もしダメでも、国公立の後期日程を受験する気のK君&Tさんの嵯峨野コンビ、指定校で龍谷大学を勝ち取ったHさん、公募で佛大を勝ち取ったFさんなどがいるが、どの生徒さんも真面目に一生懸命、大学受験に向けて取り組んでいたことは間違いないし、どの制度が・・・なんて優劣なんてつけられない。

ただ、決定時期に差がありすぎませんか?という事を言いたいだけなのだ。

おっと、いつもの如く話がそれすぎた。いずれにせよ、明日頑張ってこいと、言うしかない。

「出来なくて泣いて塾来たら何て声かけてくれる」とエースからの問に、残念ながら答えを持っていない自分に気づき、なんだか「頑張って」という言葉も、最近は使いにくくなっている。

そんな中、昨日に引き続き、今日も保護者からメールが届いた。身に余る感謝の言葉が綴られていた。先ほど読んでいて目頭が熱くなってしまった。

「結果」より「過程」というが、やはり「結果」でしょう、というツイートを夕方にしたばかり。以下に抜粋する。

『「結果」より「過程」とはよく言うが、「落ちたけど、得たものがある」って本当?受かって得たものより大きい?努力は嘘をつかない。そうであって欲しいけれど、現実社会はそうではない。年齢を重ねるほど、かける言葉を失っている感じ。だから、全員合格!!それしかない。 』

まだ結果の出ない状況での「感謝のメッセージ」は、「過程」に満足していただけたのだと自信にもなるが、それでは本当はいけない。

結果を出してこそ、なんぼ。「過程は良かったから」という思いを塾長が持ってはいけないし、それに甘えてもいけないと最近思えるようになった。

「過程」に頼りすぎるのは、「言い訳」の準備なのかも、と正直に思う。もっともっと自身にストイックにならないと、もう一つ上のステージに引き上げられないし、自身が上で勝負できない。

もっとストイックに!!今年のスローガンにしたい。さあ、明日、結果を出してくれ!!