拙ブログ『定期テスト第1回、第2回を終えて(その1)』は、(その2)に続くことなく終了してしまいましたので、 その続編を兼ねた記事をアップします。

今回のタイトルは『定期テスト第3回を迎えて』ですが、実はすでに西ノ京中、上京中、双ヶ丘中、太秦中の第3回テストは終わってしまっています。

西ノ京中と上京中は2学期制ですので、テストは9月中という他と異なる日程でテストを実施でした。また、他の3学期制の学校も、体育祭や地域の祭りを考慮してか、見事に各中学1週間ずつ日程がずれて、結果毎日がテスト前という過酷な状況となりました。

全日曜日を開室するのは体力的にキツいので、テストの日程を揃えて欲しいというのが偽らざる我々の本音ですが、テスト前は子供たちのやる気もMAXで、用意したプリントなども普段の倍のスピードで仕上げてくれますし、『深く理解したい!』という気持ちも普段より20%は増しています。

よって、質問の真剣さ、その吸収力も増量中とあれば、塾人としてはどうしても開室したくなりますので、全日曜開室いたしましたし、今後もそのつもりです。

今回は、メイン中学の1つである北野中学のテスト前でした。3連休を挟むという嫌がらせ、いや幸運に恵まれた日程ゆえ、体育の日を含む3日間とも朝9時から開室いたしました。

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写真は3日目(体育の日)の様子です。ご覧の通り、朝10時には満室となりました。(入りきらないので、教室も開放しました)

この3日間で感じたのは、中1生の成長ぶり(といっても一部ですが)ですので、まずは、それをご報告いたします。

面談でも報告させて頂いた、(じっと座ってられないから)やたらと教材を取りに行く、トイレに行く、計算用紙を取りに行く、コンビニに行きたがる、という行為はかなり減ってきたと感じます。

何度も席を立たれると、そのために空間を作らないといけない生徒さんは、そりゃ嫌ですし気も散るという事を理解して欲しいのです。『トイレ行きたいけど、隣の人めっちゃ集中してるし、今動いたら申し訳ないな・・・』くらいは思って欲しいゆえの指導です。

また、幼い中1にとっては、『友達と夜遅くまでいる』『友達同士でご飯を食べる』事は、大変魅力的に感じるようで、それを口実に集合させることは容易なのですが、それだとマクドで勉強するのと変わらないので、そういった要素を他学年よりも執拗に排除しています。

その1つが『団体で来るな』『団体で帰るな』です。初日に団体で帰ろうとして叱られた4人組は、今度は時間差で帰るふりをしてちゃっかり階下で合流する作戦に出ましたが、それも指導しています。

まあ、感心なのは注意すると翌日には修正してくる所です。最終日はつるんで来なくなりました。それに入塾時に注意した団体で食事を取るとかの行為はありません。その点は、中2生や中3生の方を指導しないといけないかもしれません。

塾を朝から晩まで開けているのも、部活などで『夜しか来ることが出来ない生徒』『長時間頑張りたい生徒』のためです。『夜にちゃんと行くから!(朝昼は遊んでていいやろ?)』という生徒のために開けてはいません。

お弁当や食事も、本来は長時間塾にいる生徒のために認めている制度です。ちょっとの時間しか滞在しないのに、まず(コンビニの)お弁当食べて・・・から始まったりするのも禁止です。

本気で勉強したい生徒だけが居やすい空間でなければ意味がありません。そのため、今後も子供たちには苦言を重ねていきますが、ご理解の程よろしく願いいたします。

さて、中1君に話を戻しますが、3日間とも顔を出し、その3日間とも帰る際に必ず「ありがとうございました」とって帰っていた男子数名には、その成長を感じないわけにはいきませんでした。

挨拶は全ての基本ですね。本当に気持ちいい。もちろん、まだまだ中3生と同じ空間にいさせると中3のストレスになる事が心配され、同じ空間にいさせたくないレベルの子達ではありますが、根は良い子達ですから、今後の成長に期待したいと思います。

あと、この3日間の一番の収穫といえば中3生の目覚めです。何だかんだと朝から来ていたのは中3生ですし、その滞在時間や集中力の持続も、年長者らしく他学年との違いを見せつけてくれました。どうなるかと心配した世代でしたが、模試もしっかりと伸びていますので、大いに期待できます。

でも、その中3生を差し置いて、この3日間の一番星といえば、文句なしに中2のO君に決定です。

朝から晩まで黙々とやっているのは、O君に限らず、特に中3生に大勢いましたが、私に彼こそが一番星だなと印象づけたのは2日目の夜。22時になった途端、それぞれ席を立ち始め「え?帰る?じゃあ、僕も」と続く中、顔色一つ変えずに黙々と勉強を続けたのはO君ただ1人。キリの良いところまで勉強を続けるという気迫を背中に感じました。

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写真は、1人帰宅するO君。基本、1人で来て1人で帰る。帰り道の安全を気にしないといけない女子はともかく、男子で待ち合わせしてきて、時間を合わせて帰宅する生徒に成績上位者は皆無、と言うのは言いすぎかもしれませんが、近い傾向にあるような気がします。

成績の良い男子は、友達がたくさんいる生徒でも、塾では一匹オオカミ的な行動をとる事が多い。自身のやるべき事がちゃんと見えているからでしょう。O君の模試やテストの結果が良くなってきた事と決して無関係ではないと思います。

私も一匹オオカミ的な行動のとれる生徒は大好きですから、疲れていようがトコトン付き合います。

ともあれ、怒濤の3日間は終わろうとしています。あとは結果にどう出てくるか。当然ですが、結果のみで評価されてしまうのが世の常です。いや、結果が出てても、それがそのまま評価につながるかどうか、それはまた別のお話、というのが君たちが将来体験する真の世界です。

単純な自身の努力がそのまま結果につながる今の世界で結果を出せなくて、どうやって大人の世界で結果を出すのです?

一層の奮闘を期待しています。