お久しぶりです


久しぶりのブログ更新である。
ブログ更新する度に「久しぶり」という枕詞をつけている・・・。

日々、ハイレベルなブログを更新し続けている塾長先生を見習って、ハイレベルではなくても自身の思いや日々の出来事を綴っていきたいとは思ってはいるのだが。

さて、今回ひょんな事がきっかけで、百戦錬磨の塾人を相手に自分の実践についてお話する機会をいただいた。

某高校の説明会でばったり出会った某塾団体の会長S先生から「先生とこ、集めてるって聞いてるで!一度皆の前でお話してもらいたいな」と。(ガセねたっす。今年は集まってないんですが・・・)

まあ、社交辞令の一種だろうと思って気にせずにいると、ある日電話がかかってきて・・・というわけです。まあ、それでも10分程度の座談会風な、挨拶+質問形式という認識でいた私。

念のため、その某塾団体の会員のN先生にお会いした際にイメージを聞いてみると・・・

「パワポは必須、参加者は30人は来るかもな。時間は1時間やで」とのことで、自分の認識の甘さを思い知らされることとなりましたとさ。

自分の強みとは?

さて困った・・・何を話そう・・・自分の強み?強みって??

私はサラリーマン塾長である。幸いな事に、経営者に恵まれ、まるで自分の塾のように自由にやらせていただいてきた。

前職の塾なんて、私が経営していると思われていた程である。「なぜ独立しないの?」と本当によく聞かれるのだが「自由にやらせていただいているから、その必要性を感じない」というのが正直なところ。

そんな前職時代、生徒数60名のときに塾長に就任し、その後、最大142名まで、勢いだけで増やす事が出来た。平均すれば110名くらいだろうか。

生徒や保護者からは「流行っている塾」という認識を持たれていたし、自転車も入りきらない状況だった事もあって、ある程度は自信を持っていたあの頃。

ブログも若気の至り的な青い内容(今でもだけど当時はもっと)だったと思う。(ただ、あの頃の方が面白かったとよく冷やかされるけれど、絶対にあのノリでは書けない笑)

ただ、その一方で140名を超えると自分の手には負えず、自身の限界を痛切に感じてもいた。自分には200名は絶対にムリだと思い知らされ、100名を維持できれば十分と考えてしまったあの頃。

そんな気持ちでは上手くいくはずもなく、それから数年後には、塾長という立場にも行き詰まりも感じはじめ、重責から逃れた環境下で強力なリーダーシップをもつ誰かの庇護の下、一から始めてみたいと願うようになっていた。

そんなタイミングで「君の力が欲しい」というお誘いを受けた。「必要」という言葉に私の心はしびれ、条件や詳しいことは何も聞かずに転職を決めた。実際、最初の給料が振り込まれるまで、自分の給与額さえ正確には知らないまま飛び込んだのである。

ただ入社してみて、たくさん部門があることに驚いた。中学受験部門、大学受験部門などがあり、社長は「入江塾」という中学受験部門の塾長でもあり、他に「Vキャンパス」という大学受験部門もあって、この2つの部門は前職の塾とは比べものにならないくらい売り上げなどの規模も大きく「あれ?私の力必要?」というのが最初の感想だった。

ただ、高校受験のクラス部門だけは、受験前なのに誰も来ないという有様で、受験生で賑わう個別指導部門との差は歴然だった。確かに「お役に立てるかな」という状況かなと、リハビリ気分じゃダメだ、全力で流行らせようと思いなおした。

3月時点での生徒数は21名。中1,中2はそれぞれ3名と4名。中3は11名。あとは小学生。ちなみに初年度の最終は40名にまで増えた。

最初はそっぽを向いていた中3生と、日々を重ねるごとに何とか信頼関係を築け、最終的に21名になった中3生達で自習室は完全に活気を取り戻した。こちらに来たばかりの公立受験前の日々が嘘のような状況は嬉しかった。

生徒たちも、嵯峨野高校に5名、西京高校に1名と見事第1志望校に合格してくれた。特に大逆転を果たしたKさんは凄かった。

現在、この時の中3生が学生講師として手伝ってくれている。1年目、本当に苦労したけれど、その年に入会した小6生が後の生徒増のきっかけとなるなど、何かここに来た運命を感じずにはいられない、そんな1年目だった。

その当時、小6だった生徒さんが中2生となった3年目の終わりには生徒数87名となり、個別指導部門と集団指導部門が一体となった4年目は、83名のスタートから年度の途中で120名を突破し、その翌年もその翌々年も120名超え。

大台突破のキーとなったのは、チア団の保護者様と1年目の小6生軍団だと確信している。こんな小さなきっかけが次々と花開く、前職でも感じた全く同じような手応えを、こちらでも感じていた。

強みはやはり自分では分からない

今回お話を頂いたことで、自分のこれまでをふり返るきっかけにはなった。昔の経理データーを引っ張り出し、改めてイメージではない真の数値を追いかけてみたり・・

今回は、その時に湧き上がってきた思いをブログにしたためたわけである。

パワポの資料を作りながら、自分の歴史をふり返り、何を大切にしてきたのかを思いだしてみた。

ただ、システマティックなもの、誰もやっていないようなこと、何も思いつかないし。していない。

教室を綺麗にとか(1年目の生徒、教室が整理整頓されたとやたらと誉めてくれた)、自習室では静かにとか、日曜開け続けるとか、思いつくのはそんな事ばかり。さすがに当たり前過ぎて資料に入れるわけにはいかない。

困った。きっと、大した話は出来ない。でも、自分のやってきた事を語ろう。皆さんの反応の中に、自分の強みのようなものが分かるかもしれない。

そんな期待をこめて資料を作ってみました。明日は宜しくお願いします。

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